リソグラフ印刷とは
リソグラフ=デジタル孔版印刷
マスターとなる版を作り、
インクを用紙に押し出して印刷する
「デジタル孔版印刷」と呼ばれる印刷方法。
リソグラフ印刷とは、シルクスクリーン印刷やガリ版と同じ「孔版印刷」の原理を元にしたデジタル孔版印刷です。
スクリーン状の版に微細な孔(あな)を開け、そこからインクを用紙に押し出す印刷方法です。
(RISOGRAPHは理想科学工業の登録商標です。)

多色刷りの場合は、色ごとに版を作り、1色ずつインクを刷り重ねていきます。

アナログ感ある色ムラやカスれ
孔版印刷ならではの特徴的なインクの乗り方で、
版画のような仕上がりになるのが特徴。
カスれやムラなどアナログ感のある仕上がりです。
リソグラフ印刷では半水性のインクを使用しているため、通常の印刷のようなくっきりとした感じがなく、カスれたり色ムラが出たりします。アナログ感のある仕上がりで、手描き原稿もその風合いを残したまま印刷されます。
(印刷事例を見る)

多色刷りで混色やズレを楽しむ
多色刷りの場合は、
1色ずつインクを重ねて印刷します。
混色することで多様な色表現ができたり、
版ズレした部分が味わいある表現になります。
2色以上使うとよりリソグラフ印刷の風合いが楽しめます。1版1色ずつ色を重ねていくため印刷位置がズレ、1枚ずつ変化する版ズレが生まれます。また半水性のインクを使用するため重ねた部分が混色し、重ね塗りをしたような仕上がりになります。
(印刷事例を見る)

蛍光、金、白などの特殊インクも
通常の印刷ではあまり使われない色のインクも
お手頃価格で使用できます。
プロセスカラーインキでは再現できない、蛍光や金・白などのインクがあり、1版につき版代が1,000〜1,500円と低コストなので、少ない枚数でも気軽に特殊なインクが使用できます。
(インクの種類を見る)

網点表現でレトロな雰囲気に
写真は網点での表現となるため
精細な印刷はできないぶん、
レトロで雰囲気ある仕上がりとなります。
網点表現とは、写真の濃淡を規則的に並んだドットで表現することです。当店では106線、71線、43線の3タイプからお選びいただけます。※同じ色版内に細かい文字などがある場合は、読みやすさや見やすさを重視した線数で印刷するので、上記の線数を選ぶことはできません。

ご注意(必ずご確認ください)
「版ズレ」が起きます
1~2mm程度の刷り位置のズレがランダムに生じます。そのため多色になるほど版ズレが目立ちやすくなリます。また小さなサイズのものや、仕上がり線ギリギリまで図案がある場合はズレが目立ちやすくなりますのでレイアウトの際ご注意ください。

「色ムラ」や「カスれ」が出ます
リソグラフ印刷のインクは半水性のため、インクの乗る面積が広範囲だったり目が荒い用紙の場合は、インクが均一に乗らずにムラが出たりカスれたりします。刷り具合も1枚ずつ微妙に変わりますので、同一の仕上がりとなりません。

色落ちします
インクが乾いても完全には紙に定着しないので、濃度が高い部分はインクが手に付いたり重ねた紙に付くことがあります。色移りしやすい名刺やハガキなどは、なるべく「合い紙」(1枚ずつ間に紙を挟む)を入れて納品しています。

「ローラー跡」などの
汚れが付く場合があります
多色刷りの場合は、1色ずつ用紙を印刷機に通していくため、既に印刷されたインクが2色目以降に汚れとして付着する場合があります。また用紙によっては細かい繊維のほこりが「紙粉」となって付く場合もあります。

ベタ面(100%濃度)の面積が広いと印刷できない場合があります
インクベタ(100%濃度)の面積が広いと、用紙が印刷機に付着して剥がれなくなることがあります。ご注文確定後でも、この問題が生じて印刷不可となったり、インク濃度についてご相談する場合もありますので予めご了承ください。

写真はキレイに印刷されません。
原稿・データより荒くなります
写真は網点表現(写真の濃淡を規則的に並んだドットで表現)となるため精細な印刷はできません。原稿やデータよりは荒くなります。特に小さい写真は不鮮明になり何が写っているかがわからなくなる場合もあるのでご注意ください。

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